中国の農村の大晦日の過ごし方

お母さんは夜になると餃子を包み始める。

中国人はみんな餃子を包めるよ、と言っていた。

普段料理をしない夫に聞いてみたら、実は包めるのだとか!手作りの薄い皮を作るのが難しいと思うんだけど、それもできるのかな?

餃子の具は豚肉とネギのようだが、油に飽きているわたしの分はセロリオンリーのを作ってくれた。

半々で食べた。

夜もふけると、あちこちの家から花火が上がり、耳ををつんざく爆音が響き渡る。

花火大会とは違い、遠くに近くに上がり続ける花火は を見て、なんだか不思議な感じがする。

派手に火の上がる爆竹に、寝てる子供も飛び起きた。

アツアツの餃子をつまみ食いしてる小さな手は誰かな〜?寝ぼけ眼でほおばった。

他にもたくさんの料理が並んでいます。大晦日の夜に食べるこの食事を、年夜菜という。大概は家族のみで食べる。

みんなこの時のために、遠くから、故郷に帰ってくるんだね。家族を大切にする人々だった。

梨を食べ過ぎてお腹を冷やしたわたしに、瓶詰めのフルーツを買ってきてくれ、美味しく食べた。

大鍋で煮たお肉は、豚肉鶏肉の混在。豚肉だと思ってたら、ニョキッと鳥の足も出ていたのだ。

赤い洗面器は、私たちの婚礼の時に準備してくれたもの。持って帰れと言われたけど、かさばるしいらないと言って置いて帰ったのだ。ちゃんと使っていてよかった。

大晦日の翌日、新年の朝外に出ると、餃子がいくつか門の外や窓の外に置いてあった。

こんな感じでポツンと。これは先祖へのお供えのような意味合いだそう。最初見つけた時、わたしはてっきり子供がイタズラしたものだと焦ってしまった。

ロバさんもお水を飲んでいる。二頭のロバがいて、どちらも雌。一頭はお腹に赤ちゃんがいるので冷たい水ではなく暖かく沸かして飲ませていた。若い子は好奇心旺盛でよく家の中を覗き込んでいる。

新年の朝の食事。私がサラダに飢えて、グリーンサラダとポテトサラダを作ったが、サラダを食べる習慣のないみんなはあまり食べんかったね。

夫も一口も食べなくて、恨んでやる〜という心地。残しても申し訳ないので結局私が頑張って食べる羽目に。。。

結局食べ過ぎかぁぁ

元旦は、皆さん親戚の家に集まったが、わたしと息子は、おじいちゃんおばあちゃんと家でゆっくり過ごした。

タバコの煙に耐えられそうになかったから。ほかは全ていいのだけど、タバコモウモウなのだけはどうしても受け入れられない〜

お陰でおじいちゃんおばあちゃんも、孫とたくさん遊ぶことができた。

明日はもう、大連へ向かう日。大連で1日過ごして、その次の日の朝に大連の空港から帰国だ。

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