非オシャレ系ミニマリストの部屋●家族3人と犬が、6畳二間をつなげて12畳間で暮らしてる●家賃25000円の家に住むことになったわけ

シンプルライフ

結婚してすぐ実家を出て移った家は、新しくないものの3DKもある軒続きの一軒家だった。

↓ローソファを置いていた。犬がよく座ったな。

ちゃんとダイニングテーブルも準備し、ベッドなんてダブルが2つもあったのだ。

これは、私たち夫婦と度々訪れる予定だった中国の父母のために用意したものだった。

中国から訪れたことは2回しかなくて、結婚式と孫が生まれた時と、それぞれ合わせてもひと月足らず。そのために立派なダブルベッドなど買うことはなかったと今にしては思う。

だけどその時は新婚だったし、夫はメンツを重んじる中国人だし、親のために買うと言われては、寝袋でいいじゃんとはなかなか言いづらかった。

全く同じ型のベットを2つ購入して組み立てた。

子供が生まれてからは、そのベッドたちを2つくっつけ、六畳をダブルベッド2つで占領して広く使った。それはそれですごく広々として恩恵にあずかれたものだ。

3DKのその借家は二階に二間、一階に水回りと居間、狭いダイニングキッチン、トイレがあった。急な階段のある、昔ながらの古い家だ。家賃は45000円、夫婦一台ずつ車を持って通勤していたので、駐車場を近所に借りて、合わせて毎月50000円ずつ出費していた。

6畳間の居間からキッチンを通して玄関を見渡したところ↓

入った時でまだ照明もなかったんだなぁ。



キッチンのレンガ壁は気に入っていた。ガステーブルを置いてよく中華鍋を振った。

設置されている給湯器はある冬に壊れて大変だった・・とはいえ、今住んでいる家にはそもそも給湯器なんてないし、慣れればなんでもないのだな。

↓お風呂。古くてもシャワーがある。

今はシャワーはないけど、湯船につかる習慣が出来てよし、だと思っている。

無印良品の家では浴槽が差額なしで4パターンから選べるのだけど、あんまり広い浴槽はなじみがないから一番狭いやつにしようかなという気持ちになっているところ。

ずっと足を折り曲げて入ってたしな。あと、段があって子供が座れるのがいいな。

↓二階の和室。

こっちに一個ダブルベッドを置いて、中国の父母のためにお部屋を作っていた。が、二年間で2回、ひと月足らずしか滞在しなくて、それ以外の期間は誰も使っていなかったからもったいない部屋だった。

↓二階の洋室。

ここが私たちの寝室だった。

こっちにも同じようにダブルベッドを置いていたが、子供が生まれてからは和室のダブルベッドをもってきて6畳間を二つのベッドで埋め尽くしていた。

寝るだけのスペースだったがそれもゆったりしてよかった。

場所は二人の職場の中間だったから、どちらにもある程度遠かった。そりゃそうだ、そのころ働いている市が違ったもの。

 

そんなころ、夫に無印良品の家のカタログを見せた。買おうと思ったわけではないが、無印が好きで、間取りを見るのが好きで、また、整った暮らしぶりの写真などをみたくて取り寄せたカタログ。

夫はその外見を即座に気に入った。

意外だった。

夫はゴテゴテしたインテリアのある正統派の家が好きだと思っていたから。二人でページをめくりながら、『この家建てよう!』『がんばろう!』と言い合った。モデルハウスを見に行き、すっかり気に入った私たちはそれぞれ行動に移ることにした。

ます、わたしが妊娠したころ、夫が会社を辞めた。

普通次が決まってやめるだろうに、なんの就活もしないまま啖呵を切って辞めた。

確かに問題のある会社で、同じ時期に入社した日本人と同じ仕事をしていても中国人である彼はボーナスもなく、日本人にはあった。また、無断欠席で皆に迷惑をかける若い新人が、あやされるように彼の上司に据え置かれた。夫は苦しい仕事でも耐えることはできるけれど、メンツを潰されるとか、バカにされるとか、人によって待遇を変えられるとか、そういったことに我慢がならない。

わたしは身重な上、収入が絶たれるような気がして怖かったが、彼と一緒にハローワークへ行ったり、わたしの上司に相談したりした。結局それが功を奏し、わたし自身の上司が、口を聞いてくれて面接が実現した。その会社はハローワークでは面接にさえもたどり着けず断られていたのだ。

畑違いの職場で、新人だから、まだまだ新人待遇だ。最低賃金から始まる。

ただ、普通だった。私たちにはそれがありがたかった。前と違って、残業は遅くても7時まで、6時までのことも多い。以前は大工をしていたのだが夜の10時まで壁作りをしていることさえあった。また、土曜に出勤しても残業扱いにならず通常勤務として基本給に組み込んで計算されていた。今の会社は土曜に仕事をすると残業扱いになり、基本給とは別に残業として加算されていく。当然といえば当然だけど、それは本当にありがたいことだった。土曜に働くと一気に残業代が8時間となる。夫は早く帰ってくるようになり、笑顔が増えた。

 

程なくして、私たちは引越しをした。夫の職場の近くに引っ越して、夫は自転車通勤するようになり、車を一台処分した。これで年間の車の維持費がざっと年間20万近く浮いた。

また、夫は自転車に乗るようになり、健康にも一役買った。その自転車はジャイアントのものでわたしの職場のおじさんが趣味で買ったもののすっかり熱が冷めてしまい、なぜか職場に放置して錆びてボロボロになっていたものを譲り受けてオーバーホールしたものだ。

安くて腕のいい自転車屋に頼んだから、26000円程で乗れるようになった。街のジャイアントの支店ならその倍はかかっていたんじゃないかな。以来、愛用している。

引っ越し先は長屋の古い家だ。建てつけも悪く、すでに対策してもらったが雨の日は雨漏りもしていた。だけど、今までの半分になった家賃は、貯金を加速させるモチベーションとなる。貯金はすべて中国に送ってしまっていた初期だったが、これからは自分たちの家を建てるために貯金していこうと、そのために家も移って車も手放して、その時に全ての家具を人にあげて、身軽になったわたしたち。もちろん中国が暮らしていくためのお金は送らなければならないが、必要最低限にさせてもらうということにした。

 

↓6畳をぶち抜き12畳として使っている。

押入れのふすまもとってしまった。

手前が玄関側で、奥を見渡しているような位置関係。

わたしも、市の臨時職員から嘱託職員に変わったことで、時短なのに給与がアップして二年間すごくいい生活をした。この4月から、また臨時職員にもどったので時短は解消され給与も微減。しかし夫は給与が4月から微増した。手取りで、二馬力で30万だ。そのうち今はわたしの分の給与全額の12万ずつ貯金している。家の頭金を作るためだ。ただ、順調ではない。自転車操業になっている部分もあるし、子ども手当も入れ込んでようやくやりくりできているから、まだまだ食費などで改善の余地はある。

二年間かけて、だいたい280万ほど貯めた。120000円×24ヶ月= 2880000円。おおよそである。

引き渡しまでには、給与が減って産休に入ることもあるがもう少し貯まるだろう。

土地の手付金を準備したので50万は使ったが、ローン実行までには300万円程ためていたい。

↓こっちが逆側(玄関側)横板を渡して、S字フックをつけている。

わたしのバックパックと、ポシェットがかけてある。

子どもが帰ってきたら子どもの、夫が帰ってきたら夫の荷物がかかることになる。

青いのは子どものお気に入りのデジカメ。

↓その手前の左側の壁にも横板を打ち付けてある。
わたしは絵を描くのでカンヴァスをかけるのに使っていたけど、ここ数年はお休み状態だ。

子どものおまると、犬のごはん皿。

↓六畳間の奥側の部分の欄間みたいなところ。
ここにネット関係のモデムやルータを設置してある。

本当は畳の部屋なのだが、やはり子供が小さいうちは畳を保護したいと思い、タイルマットを敷き詰めている。

↓何みてんのさ?

↓子供は家の中をキックボードで遊んでる。12畳あれば雨の日なんかは十分遊べるんだ。

↓逆光で見づらいけど、窓に取り付けるタイプのエアコンをつけてある。

去年買ったのでまだ新しい。

子どもの服がかかっているのは、窓に沿って渡してある物干しざおの横に伸びる支柱だ。

今たたんである布団は仕事中は窓辺にかかっていることになる。

↓ほらほら、子供が帰ってきたよ。

バッグがかかってさらに賑やかになった。

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