
うちの子は言葉がお友達より少し遅いかな?でも無理もない。
日本語と中国語を同時に覚え始めているから。 私はカタコトだけど、中国のおじいちゃんおばあちゃんと沢山話せるように家ではできるだけ中国語で話しかけるようにしている。
残念なことに、家の夫が日本語がペラペラなもので、夫とは日本語で話さないとわたしが聞き返してばかりで逆にまどろっこしい状況。
今は私もあまり中国語の勉強ができていない。
媽媽 ma1ma,爸爸ba4baから始まり、少しずつ言葉が増えてきた。わたしも今に抜かされるだろう。
手帳にメモした息子の語録をもとに、進化の過程をたどっていく。
うちの犬の名前は、ガルだ。山で愛護センターの檻の中に捕まっていたおマヌケな保護犬である。
当初ひっきりなしに威嚇してはガルガル言っていたからガル。今は相変わらずビビリで愛想がないけど、ガルからカルくらいには名前変更していいかなという感じ。
ところで、息子。
ガルを呼ぶ発音が異常に良い。
英語の発音のように巻き舌。
がーぁぅ、みたいな?
ル、をはっきり言えないゆえと思われるが、なんかかっこいい。
散歩、はパンポといっているが、これは日本語だ。
はまっている動物はカメ。中国語では烏龜,wu1gui1,という。
どうしても、ぐーぐい、といってしまう。
ほ
わたしが気に入らないことをしたら、荒ぶってガウガウッと怒っている。おそらく、語源は日本語の「違う」だろうと思われる。
なんとも、二歳児のイヤイヤ期の最中、ガウガウが多いのである。
同じものを見て指差しては、滑らかなイントネーションでイヤンイヤン(はーと)と言ってはくねくねしている。
語源は中国語の「一樣」yi1yang4,と思われる。
ちなみに、左上はわたしのメモで、カササギ豆は「鵲豆」que4dou4
無印良品に行ったあと、紙袋をそのまま置いておいたら、寝る前に見つけられた。中には雑貨の他にレトルトのカレーが何種類か入っていた。
ちぃーちぃーと言っては振り回して持ってくる。
これは、中国語の食べる「吃」chi1と言っているのだ。
食べる、というよりは、吃という方が子供には簡単なのだろう。
寝る前に「打開,打開!」(da3kai1)と、開封せよと迫られ突破に枕じゃない!?と言ってしまったわたし。
「這不是枕頭吧?(汗)」
すると、じーっとカレーのパックを見つめて、その場で頭の下において寝転んでしまった。
寝るときは、「ねんね、ねんね」である。
これは、わたしは教えたことがないから、こども園での言葉だろう。
わたしの記憶の範囲では枕頭という言葉を息子が発したことはないが、聞くとわかるのだ。
■寝てる親を叩き起こしにくるとき。
ちぃーらい〜!
吃來!chi3lai2,である。
■太陽が眩しいとき
たいやんつーぃぇん!
「太陽tai4yang2 刺眼ci4yan3」
もちろん、単独で太陽、もよく使っている。
■何かを取って欲しいとき
とって〜!
ま、これは日本語ですね。
■たまご
だんっ!!
蛋「dan4」である。丸いものを見ると結構ダン!って言ってるかも?
卵を割るお手伝いをよくしてくれるんだけど、わたしが
「打雞蛋嗎?」と聞くと、すぐ振り返りいそいそ立ち上がっては卵を叩き始めるのだ。
凄いことにあんまり失敗がないんだよ。少し入ったからを取り除いたりするが、ちゃんと容器の中に落としてくる。
■すごいね
りーはい!または、いーはい!
ラ行がはっきり言えないのでいーはい、に聞こえることがある。
厲害,li4hai4,である。
■ご飯を食べる
ぶーぱん
なぜ「ぶー」になるかは不明だが、ぶーぱん!
どうもわたしがいつも使う、吃飯、からきている。
■毛虫
ももちゃん、ももちゅぁん
毛毛蟲,mao2mao2chong3,である。
小さい子はみんな大好き、「はらぺこあおむし(好餓的毛毛蟲)」をよく読んでやるので、そこから覚えた。
最初はお友達のももちゃんのことだとばかり思っていたが、絵本を指さしていた時に判明した。
■アンパンマン、(名犬)チーズ、バイキンマン
あんまん→その後、アンパンマン。ちーじゅ。バイチンマン。
そのままである。大好きだね。
■カープ(広島東洋カープ)
かーぷ
上手に言っている。
■だめ!
め!
お風呂入るよ~と言っても「洗澡めっ!」
ご飯だよ~といっても「ぶーぱんめっ!」
わたしが気に入らないと「ままめっ!」
である。語源は日本語のだめ、であろう。
■ついた
だおら~
到了、から。こども園から、うちに帰って車を止めた時などに言う。
公園についたときなどにも言うので、ちゃんとわかっているみたい。
■こわれた、こぼれた
こぉーた
どうも、日本語の壊れたや、こぼれたが一緒になっているようだ。どちらの時にも使う。
■こぼれた
さー
上記の、こぉーた以外にも、このさーを使う。
牛乳こぼれたなら、にゅーないさー!「牛奶,niu2nai3, 灑~,sa3」ということだ。
ちなみに、自分メモだが、このこぼれたという中国語、同じ発音で、灑と撒がある。
どう使い分けるかなぞだったので調べてみると、
現代漢語規範詞典 ↓
●撒:分散地落下–多指固體;
●灑:分散地落下–多指液體或陽光。
個体がこぼれたときは撒の字、液体や陽光がこぼれる(降り注ぐ)ときは灑の字、という風に使い分けるそうだ。液体についてはサンズイで覚えやすいので、以後注意して使おう。
■終わった
おわった
絵本を読みおわった時など。完全日本語。
■ごめんなさい
ちー
對不起,dui4bu4qi3,から。まだ上手に言えなくって…
■先生
しぇんしぇえ
学校こども園でみんなが言うからね。もちろん先生、から。
■車
ちぃーチュー
汽車より。
■ママここに来て!
ママここ!
よく言う。座る場所など指示される。
■散歩
さんぽ、パンポ
犬の散歩の時などにさんぽだのぱんぽだのわめいてるよ。
ちっちゃなお風呂にて。
今日はここまで。また手帳を元に紹介するね。中国語を学ぶ過程を自分に置き換えて改めて見ていくと、大人と違って自然に習得していく様子が面白い。
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